ステンドグラス

鹿児島復活教会のステンドグラス
鹿児島復活教会のステンドグラス

鹿児島復活教会のステンドグラスは、120年前には南アイルランドのコーク教区のマロー・ユニオン教会を飾っていたもので、「主イエスの復活」を表わしています。コーク教区のマイケル・メイズ師と九州教区の主教飯田徳昭師の尽力によって1993年の春に日本に到着しました。左下隅のパネルが欠損していましたが、福岡のステンドグラス工房の原氏によって、 ドイツから輸入した材料を使って修復されました。
このステンドグラスの見事な図柄を見て九州教区内のいくつかの教会から獲得のために手が挙がりましたが、教会の構造上収まりきれませんでした。ちょうどその頃、鹿児島復活教会では建て替えの話が進んでいました。設計図にステンドグラスを当てはめてみますと、正面の壁にピッタリと収まることが分かりました。南アイルランドを離れるときから、この「復活」のステンドグラスが 「復活教会」の壁に収まる事が決まっていたかのように思えます。
図柄は「マタイによる福音書28章1節~8節」の復活の日の朝の出来事がモチーフになっています。父なる神を見つめる主イエス、右手の釘の跡、左脇腹の槍の跡、復活を感謝する天使の姿、震え上がる番兵達が表情豊かに表わされています。

 

≪マタイによる福音書28章1節~8節≫
さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリアともう一人のマリアが、墓を見に行った。すると、大きな地震が起こった。主の天使が天から降って近寄り、石をわきへ転がし、その上に座ったのである。その姿は稲妻のように輝き、衣は雪のように白かった。番兵たちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。天使は婦人たちに言った。「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。それから、急いで行って弟子たちにこう告げなさい。『あの方は死者の中から復活された。そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる。』確かに、あなたがたに伝えました。」婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。

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鹿児島復活教会 ステンドグラスについて.pdf
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