8月9日   長崎原爆記念礼拝の代祷

        長崎に原爆が投下された時刻、11 2分をはさんでしばらく黙祷をささげます。

 

   

司式者 救い主イエス・キリストのみ言葉とみ業に頼り、全公会のため、また世界のために祈りましょう

 

代祷者  1  世界の教会とわたしたちの教区のため  ことに「宣教のため」に祈りましょう。

全能の神よ、あなたはこの世界を愛してみ子を遣わし、すべての人があなたとの完全な和解と交わりのうちに生きることができるように望みまた働いておられます。どうかわたしたちを導いてそのみ業を悟らせ、己を献げてこれを証し、ともにみ国の成就にあずかることができるようにしてください。唯一の大祭司、み子イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン

 

代橋者  2  原爆により尊い命を失った長崎の人々を覚えていのりましょう

世にある人、世を去った人の主なる神よ、わたしたちは今、広島、長崎に投下された原爆によって世を去った全ての人々を覚えて祈ります。主よ、どうか、この人々の叫びを聞き、慰めを与え、魂の平安をお与えください。ことに次の長崎聖三一教会の犠牲者たちを覚えて祈ります。主よ、原爆投下で亡くなった、後藤義一郎、後藤輝子、林田幸枝、林田静江、林田 漠、林田雅子、林田明子、秦  民江、秦フジ子、伊賀由喜友、宮本富士、宮本明子、伊達満寿美、伊達秀子、伊達 惇、伊達陽夫、田川康二、田川ツル、田川定則、石橋主枝、田川 菜、お名前の分からない三人、及び、原爆投下後に亡くなった、宮本  宏、宮本文子、宮本博子、宮本智子、宮本文甫、以上29名の犠牲を空しくすることなく、みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように、お導きください。平和の君、主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン

 

代祈者 今もなお、原爆の後遺症におびえ、苦しむ人々を覚えて祈りましょう

愛と命の源である主よ、被爆者として今もなお、重何を負う人々を覚えてください。慈しみをもって、この人々に主のみ顔を向け、励ましをお与えください。主イエス・キリストによって願いいたします。    アーメン

 

代祷者  4  被爆した外国の人々を覚えて祈りましょう

わたしたちが願い求めるよりも先に、わたしたちの思いをご存知である慈しみ深い主よ、どうか被爆した外国の兄弟姉妹に、あなたのみ顔を向け、彼らを支え、み恵みをお与えください。王イエス・キリストによってお願いいたします。  アーメン

 

代祷者  5  核兵器廃絶と平和を求め祈りましょう

天の父なる神よ、わたしたちは原子爆弾が如何に恐ろしい大量殺戮兵器であり、また、残された者に、筆舌に尽し難い艱難(かんなん)を与えるものであるかを知らされました。地獄の体験をした被爆者は、人類と核兵器は共存できるものではないと証言しています。しかし、現在は、長崎・広島に落とされた原爆を遥かにこえる破壊力をもった核兵器が、世界の平和と秩序を維持する理由によって保持されています。主よ、どうか世界の人々の心を治め、武力による秩序維持の限界を歴史から学ばせ、核兵器廃絶の決断へと導いてください。主よ、人々を憐れみ、聖霊をもってお導きください。わたしたちが互いに信頼し、共存を求める苦しみを通して、平和を実現させてください。主イエス・キリストによってお願いいたします。    アーメン